でも、私には何が何だかチンプンカンプン。
そんな私のポカンとした顔を見て、千佳ちゃんは優しく続けた。
「冗談や脅かしだけで終わらせることは簡単。私にその霊は見えないけど、…伝わるの。未来の夢芽が伝えたかったこと。」
千佳ちゃんは愛しそうに、私の手の上に乗っているお守りをなでた。
『未来の私が伝えたかったこと』、かぁ…。
やっぱり…
千佳ちゃんはすごい。
私だけで考えてたら、
霊…、つまり未来の私の気持ちまで考えられなかった…。
「でもね。」
「えっ!?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…