「…そうだよね。ごめんね、私、夢芽の友達なのに…。とにかく詳しい状況、教えて?私にはその霊、見えなかったから。」



千佳ちゃんはいつもの優しい瞳を私の方に向けた。




「千佳ちゃん…。信じてくれて、ありがとう!」




千佳ちゃん…



千佳ちゃんなら私の話、絶対信じてくれると思ってたよ。