実「あ、明音さん。く、くる、.......苦しいです。」


明「んんん〜、私の大好きな実紅ちゃんだわぁ〜。」


だめだこりゃ、あたしの声聞こえてない。


この状況どうしよう。



ーガラッ


日「おい、姉貴!勝手に動くなって言ってんだろ!!」


え、日向?


こ、これはラッキーかもしれない。


実「ひ、日向!」


日「あー!実紅大丈夫か!!?」


あたしの姿を確認した日向は、急いで来てくれてあたしを解放してくれた。


た、助かった。本当にもう少し遅かったら危なかった。



実「あ、ありがとう日向。」


日「おう。」


明「もう!せっかくの私と実紅ちゃんの感動の再会を邪魔しないでくれる!!?」


日「感動の再会って.......、お前実紅のこと強く抱き締めすぎ!もうちょっと手加減してやれよ。実紅めっちゃ苦しそうだったぞ。」


明「えっ!!?ほんと!!!?」


日「ったく、気を付けろよな。」


明音さんは日向の言葉を聞いてあたしの方を見た。