「実紅ちゃん!!!!!」



.......え?



今あたしの名前を呼ぶ声がしたんだけど。


しかも男性じゃなくて女性の.......。



あたしは恐る恐る舜くんの後ろから顔を出した。


え、あそこにいるのって.......。





実「あ、明音さん!!!?」




なんと保健室に来たのは、日向のお姉さんの明音さんだった。



明「そうよ!実紅ちゃん!!!」


明音さんはあたしの姿を確認すると、目の前にいる舜くんの事をものすごい力で押して、あたしの事を思いっきり抱き締めた。


舜くんはそのままベッドに倒れ込んだ。ちょっと痛そうな顔してるけど、大丈夫かな。


そして明音さんの事を睨んでいる。


こわいこわい、怖いよ舜くん。