.......舜くんそんなこと思ってたんだ。


実「ねぇ、舜くん?」


舜「ん。」


実「確かに最初に日向が助けてくれたけど、舜くんだってその後助けに来てくれたじゃない。悔しいって思わなくていいの。あたしは舜くんが助けに来てくれて本当に嬉しかったよ。」


舜「.......。」


実「ありがとう、舜くん。」


舜「実紅ちゃん.......。」



あたしはありったけの気持ちを込めて、舜くんを抱き締めた。


.......あっ、もう震えてないね。


でもなんかこうやって舜くんの気持ちを聞けて嬉しかったな。



実「もう大丈夫?」


舜「はい、ありがとうございます。」


実「ふふっ、良かった!」


舜くんさっきよりスッキリした顔になって良かった。


やっぱり悲しい顔はあんまり見たくないもんね。


.......あれ、なんかずっと保健室にいるけどあたし達って確か今は文化祭中で.......。