可愛い可愛いお姫様!男子校に行きます!②



(実紅side)


冬「........って感じ。」


あたしは真剣に冬真の話を聞いていた。


自分が思っていたよりも壮絶で。


冬真がこんなにも歌が好きなのは、お母さんが理由だったんだなって。


その大好きなお母さんに捨てられたなんて。


そんなの、そんなのあまりにも........。


実「........悲しいっ。でも、それ以上にムカつく!」


冬「え?」


仁「み、実紅?」


実「だって、こんなにも温かくて優しい心を持った子を普通捨てる!!?仮にも自分の子供だよ!!?」


仁「ちょっ、実紅!」


実「そりゃ、大好きな歌やめたくなるよ!だって冬真は優しい子だから!でも決めた!これからはあたしが冬真の歌を聴く!」


うん、そうだよ。冬真が歌いたい時は、あたしが隣で聴くんだ。


それで少しでも彼が過去を忘れてくれるなら。


冬「........ぷっ。」


実「えっ?」


仁「と、冬真?」