可愛い可愛いお姫様!男子校に行きます!②



麗「來さま。」


実「は、はいっ!」


やばっ、急に声かけられたから声上擦った。


完全に自分の世界に入ってたから油断した。


麗「これから行く場所は、私の行きつけのお店なんです。」


実「そうなんですね!」


麗「はい、なので着いてからのお楽しみですわ。」



お嬢様の行きつけのお店かぁ。どんな感じのお店なんだろう?


全く想像がつかないけど、すごく楽しみ!


それから車を30分くらい走らせて、あるお店の前で止まった。


麗「來さま着きましたわ。」


その声を合図に、あたしは降りる準備をしていると。


ーガチャ


「どうぞ。お足元に注意してお降り下さい。」


運転手さんはあたしと目が合うと、微笑みながらそう言った。


実「す、すみませんっ!ありがとうございます!」


「いえ、これが私の仕事ですから。」


やばい、あたしもまるでお嬢様にでもなった気分。