理「そのくらいにしとけ。」
睨み合っていた2人に理斗が声をかける。
理斗っ!!よく言った!!!
空「で、でもっ!」
理「でもじゃねえよ。來が困ってるし、それに相手を待たせてるんだからもうやめとけ。」
やばい、理斗が輝いて見える。もうあなた神様だよ。
空「はい.....。」
理「舜も意地張ってないで、早く手離してやれ。」
舜「.....。」
舜くんは渋々といった感じだったけど、手を離してくれた。
理「ほら、來。待たせてるんだから行ってこい。」
実「う、うん!理斗ありがとう。」
理「あぁ。」
空「來ちゃんごめんね?」
実「大丈夫だよ、気にしないで!」
よし、今度こそ本当に行こう。
これ以上待たせてたら、城ヶ崎 麗蘭さんに悪いし。
実「じゃあみんな行ってくるね〜!」
舜「來。」
え?なんでまた引き止められちゃうの!?
早く乗らないといけないのにー。
あれ?なんか舜くんの顔が近づいて来てるんだけど。
舜「さっき俺の手強く握ってくれたの嬉しかった。ありがとう。」
と、耳元で囁かれました。
実「え?あの....。」
舜「ほら、早く乗ってください。」
舜くんにお礼を言われたのが気になったけど、黒いベンツのドアを開けられて、そのまま押し込まれてしまった。

