可愛い可愛いお姫様!男子校に行きます!②



理「そのくらいにしとけ。」


睨み合っていた2人に理斗が声をかける。


理斗っ!!よく言った!!!


空「で、でもっ!」


理「でもじゃねえよ。來が困ってるし、それに相手を待たせてるんだからもうやめとけ。」


やばい、理斗が輝いて見える。もうあなた神様だよ。


空「はい.....。」


理「舜も意地張ってないで、早く手離してやれ。」


舜「.....。」


舜くんは渋々といった感じだったけど、手を離してくれた。


理「ほら、來。待たせてるんだから行ってこい。」


実「う、うん!理斗ありがとう。」


理「あぁ。」


空「來ちゃんごめんね?」


実「大丈夫だよ、気にしないで!」


よし、今度こそ本当に行こう。


これ以上待たせてたら、城ヶ崎 麗蘭さんに悪いし。


実「じゃあみんな行ってくるね〜!」


舜「來。」


え?なんでまた引き止められちゃうの!?


早く乗らないといけないのにー。


あれ?なんか舜くんの顔が近づいて来てるんだけど。


舜「さっき俺の手強く握ってくれたの嬉しかった。ありがとう。」


と、耳元で囁かれました。


実「え?あの....。」


舜「ほら、早く乗ってください。」


舜くんにお礼を言われたのが気になったけど、黒いベンツのドアを開けられて、そのまま押し込まれてしまった。