空「あー!!なに手繋いでんの!!?」
そらが突然大きな声を出して、あたしと舜くんが手を繋いでいることに気付いた。
恥ずかしくなり急いで手を離そうとしたら、何故か舜くんにぎゅっと再度強く握られた。
え?え?舜くん?
空「ちょっと舜ちゃん!!早く手離してよ!」
舜「なんでですか?」
空「......っ、なんでって言われても普通に嫌だし。」
......ちょっとちょっと!!なに2人して険悪なムードになってるの!!?
理斗たちも何ボケーッとしてんのよ!!!
実「あ、あの......2人とも?」
舜「もしかして嫉妬してるんですか?」
空「だったら悪い?」
あ、あれ?2人ともあたしの声に気付いてない?
それに嫉妬って......。
そらがあたしに?......うん、なんで?
てか、本当に凄く申し訳ないんだけど、あたしこれから城ヶ崎 麗蘭さんと予定があるし。
そもそもここって黒ベンツの前だし。
いい加減迷惑って気付かないかな?

