〜金曜日当日〜
あっという間にこの日が来ちゃった。
え、先週連絡したばっかなのに早くない!!?
いやあのね、別に会うのが嫌なわけじゃなくて緊張してるの!!
舜「來なんか今日めっちゃ疲れた顔してますね?」
実「え、ほんと?」
舜「はい。なにかありましたか?」
あああ、舜くんのその優しい顔。やっぱりあたしにとって最高の癒し。
実「いや実は今日、赤薔薇女学院の城ヶ崎 麗蘭さんと会う約束をしてて。」
空「あーー!!!それってこの前來ちゃんに告白してきた人!!?」
ービクッ
び、びっくりしたぁ。そらトイレに行ってなかったっけ?
いつの間に戻ってきたの(笑)
空「ねぇ、來ちゃんそうでしょ!!」
実「う、うん。そうだよ。」
奏「えー!!來にぃせっかくの金曜日なのに、僕達と一緒に遊べないの!?」
遊べないのって、ほぼ毎日遊んでるじゃん奏よ。
実「ご、ごめんね?なんか忙しくて今日が良かったんだって。」
理「まぁ、赤薔薇女学院ってお嬢様学校だし、放課後は忙しいだろうな。」
実「理斗随分と詳しいね?」
理「普通だろ。」
普段こういう話には興味を持たない理斗が、話に入ってくるの珍しいなぁ。

