可愛い可愛いお姫様!男子校に行きます!②



あたしの目の前には城ヶ崎 麗蘭さんからの小さなメモ用紙。


えっと、これって受け取る感じなのかな?


麗「今度お財布のお礼をしたいんです。ですから、受け取ってください。」


.......お財布のお礼か。お礼とか別にしなくてもいいんだけど、ここは受け取っておいた方がいいよね。


実「分かりました。後で連絡しますね。」


麗「あ、ありがとうございます!お待ちしておりますわ!!」


実「じゃあ、僕はこれで。」


麗「えぇ、本当にありがとうございます!」


あたしは彼女に背を向けて今度こそカフェに行こうとした。


.......え、なにこれ。


未だに奏たち固まってるんだけど。流石に長すぎない?


実「ちょ、ちょっとみんな!!!」


奏「えっ!!!?」


実「もう話し終わったし早くカフェ行こうよ。」


もうこっちはお腹ぺこぺこなんだからね!!


早くパンケーキ食べたいなぁ。