あたしの目の前には城ヶ崎 麗蘭さんからの小さなメモ用紙。
えっと、これって受け取る感じなのかな?
麗「今度お財布のお礼をしたいんです。ですから、受け取ってください。」
.......お財布のお礼か。お礼とか別にしなくてもいいんだけど、ここは受け取っておいた方がいいよね。
実「分かりました。後で連絡しますね。」
麗「あ、ありがとうございます!お待ちしておりますわ!!」
実「じゃあ、僕はこれで。」
麗「えぇ、本当にありがとうございます!」
あたしは彼女に背を向けて今度こそカフェに行こうとした。
.......え、なにこれ。
未だに奏たち固まってるんだけど。流石に長すぎない?
実「ちょ、ちょっとみんな!!!」
奏「えっ!!!?」
実「もう話し終わったし早くカフェ行こうよ。」
もうこっちはお腹ぺこぺこなんだからね!!
早くパンケーキ食べたいなぁ。

