可愛い可愛いお姫様!男子校に行きます!②



空「來ちゃん!」


実「ご、ごめんね!なんかお礼言われちゃった。」


舜「これで本当に解決ですね。」


実「うん!良い事したから余計にお腹すいちゃった!」


奏「來にぃかーわいいっ。早く行こいこ!」


今度こそ俺たちはカフェに向かって歩き出そうとした。


そう、歩き出そうとしたんだよ。




「お、お待ちくださいっ!!!」



.......なんでまた引き止めるんだよ。


もう実紅ちゃんにお礼はしたじゃん。次はなんの用なんだよ。



実「え?」


そしてこの女また実紅ちゃんの手掴んでるんだけど。


「あ、あの.......わ、わたくし......。」


実「どうしました?」


「私、あ....貴方様の勇気ある行動に、と、とても感動しまして......。」


実「え、はい。」


「.....そ、それで.....わ、わたくし、あ、貴方様に......。」


俺たちって一体何を見せられてんの?


てか、この女さっきからずっと顔真っ赤じゃない?


なにこの雰囲気、凄く嫌なんだけど。




「......っ、ほ、惚れてしまいましたっ!!!」




.......は?



実「.....え?」


「.......す、好きになってしまいましたわ!!」



......実紅ちゃん完全に固まっちゃってるし。


いや、実紅ちゃんだけじゃなくて俺たちもなんだけど。


てか、え?は?実紅ちゃん告白された?




舜side end