空「來ちゃん!」
実「ご、ごめんね!なんかお礼言われちゃった。」
舜「これで本当に解決ですね。」
実「うん!良い事したから余計にお腹すいちゃった!」
奏「來にぃかーわいいっ。早く行こいこ!」
今度こそ俺たちはカフェに向かって歩き出そうとした。
そう、歩き出そうとしたんだよ。
「お、お待ちくださいっ!!!」
.......なんでまた引き止めるんだよ。
もう実紅ちゃんにお礼はしたじゃん。次はなんの用なんだよ。
実「え?」
そしてこの女また実紅ちゃんの手掴んでるんだけど。
「あ、あの.......わ、わたくし......。」
実「どうしました?」
「私、あ....貴方様の勇気ある行動に、と、とても感動しまして......。」
実「え、はい。」
「.....そ、それで.....わ、わたくし、あ、貴方様に......。」
俺たちって一体何を見せられてんの?
てか、この女さっきからずっと顔真っ赤じゃない?
なにこの雰囲気、凄く嫌なんだけど。
「......っ、ほ、惚れてしまいましたっ!!!」
.......は?
実「.....え?」
「.......す、好きになってしまいましたわ!!」
......実紅ちゃん完全に固まっちゃってるし。
いや、実紅ちゃんだけじゃなくて俺たちもなんだけど。
てか、え?は?実紅ちゃん告白された?
舜side end

