まあ、いま実紅ちゃんは男装中だし。男装してる時の実紅ちゃんは物凄くイケメン。でもだからって照れる必要はなくないか?
空「ねぇ、あの女なに?僕気に食わないんだけど。」
奏「奇遇だね、僕もだよ。」
理「なんか相手が女でも腹立つな。」
仁「めっちゃ顔真っ赤にしてて嫌だね。」
冬「.......ムカつく。」
.......うん、見事にみんな思ってることが同じだった。
てかここにいる全員が実紅ちゃんの事を彼女にしたいって思ってるからね。
奏は恋愛的な意味じゃないけど、重度のシスコンだからああなるのも納得。
舜「いつまで話してるんですかね?」
空「あの人僕達が近くにいるの気付いてないの?」
奏「ねぇ!!來にぃ!!!」
痺れを切らした奏が実紅ちゃんを呼んだ。
さすが弟、実紅ちゃんの腕にしがみついている。
これも奏の計算なんだろうな、ああすれば実紅ちゃんは素直に従うし。
実「ご、ごめんね奏。じゃあ、僕はこれで失礼しますね。」
そして実紅ちゃんは女にぺこりとお辞儀をした。
奏も少しお辞儀してる体制になってるのちょっと面白いわ。

