可愛い可愛いお姫様!男子校に行きます!②



(舜side)


俺たちは放課後みんなでショピングモールに来ていた。


本当は行く気なんてなかったけど、実紅ちゃんの一言に負けた。


それで最初はカフェに入ろうとしたんだけど。


泥棒と言う声が聞こえてきて、実紅ちゃんは俺に荷物を預けて追いかけていってしまった。


空「ねぇ!!ちょっと僕達も行こうよ!!!?」


奏「流石に1人は危ないって!!!」


仁「行こう!!!」


理「......ったくあいつ無茶しやがって。」


冬「......女の子なのに。」


そうだよ、実紅ちゃんは女の子なんだから。


1人で立ち向かうのはおかしいでしょ。


舜「急ぎましょう!!!」


そして俺たちは実紅ちゃんが走っていった後を追った。


......だけど。


空「ねぇ、みーちゃん足速すぎなんだけど!!!?」


奏「だって実紅ねぇだもん。」


......そう、実紅ちゃんのあまりの足の速さに俺たちは驚いていた。


本当に女の子が出せるスピードか?ってくらい。