可愛い可愛いお姫様!男子校に行きます!②



舜「実紅ちゃん?」


急に黙ったのが心配になったから、実紅ちゃんの顔を覗こうと思ったんだけど。


実「み、見ないで!!!」


舜「え?」


思いっきり拒否られた。いや、なんで?


実「い、今は......だ、だめなの。」


舜「なんで?」


ねぇ、実紅ちゃん。話してくれないと俺だってわからないよ。


けど実紅ちゃんは俺の胸に顔を隠してる。


それもそれでやばいんだよね、本当に。


舜「実紅ちゃん、話して?」


実「........うぅ。」


舜「ね?」


実「だ、だって........。」


あ、やっと話してくれる気になったみたい。


俺はそっと彼女の声に耳を傾ける。


実「舜くんが........。」


舜「俺?」


実「うん。........舜くんが急に可愛いなんて言うから。」


舜「え?」


実「あたし全然可愛くなんてないのに、そう言うから恥ずかしくなって。それにぎゅーされてるから、ドキドキしちゃって........。」


........俺もうやばいんだけど。