舜「ねぇ、実紅ちゃん。」
実「ん?」
舜「そのわたあめ一口ちょーだい?」
実「えっ........。」
あ、絶対にいま俺が敬語じゃなくなったから焦ってるな。
そんな顔も可愛いけど。
舜「だめ?」
実「う、ううん、だ、だめじゃないけど。」
舜「じゃあちょーだい?」
実「う、うん。」
そう彼女は言うと俺にわたあめを渡してきた。
......うん、絶対にそうなると思ってたよ。
でも違うよ、実紅ちゃん。
なかなか受け取らない俺に実紅ちゃんは首を傾げてる。
実「しゅ、舜くん?」
舜「違う。」
実「え?」
舜「食べさせて?」
実「........え、、うぇっ!!!?」
そんなに驚くこと?好きな子に食べさせてもらうのって憧れじゃない?

