(舜side)
舜「來。」
実「なぁに?」
わたあめを食べながら俺の方に顔を向ける実紅ちゃん。
正直可愛すぎてしんどい。
上目遣いなの気付いてないでしょ?本当に無自覚って恐ろしい。
彼女はこの2日間の文化祭で、本来の女の子の姿でいる。
しかもピンクのメイド服ときた。もちろん俺たち以外の男達は実紅ちゃんが女装をしていると思っている。
けど、あまりにも可愛すぎるからみんな顔を真っ赤にするんだ。
だから俺はそれが気に食わない。正直誰にも見せたくない。
舜「ちょっとその來の格好目立ちすぎるから、早く屋上に行きましょう。」
実「........確かに1人だけめっちゃ浮いてるよね。」
舜「空斗に連絡だけいれておきますね。」
実「うん、ありがとっ!」
よし、これでもう大丈夫だろう。
後で空斗がぎゃあぎゃあ言いそうだけど、こればっかりは仕方ない。

