空「わかった!僕買ってくるね!」
実「えっ?あ、ちょっと......!」
あたしの声が届く前にそらは走り出して行っちゃった。
だ、大丈夫かな........?
舜「空斗なら心配しなくても大丈夫ですよ。」
実「で、でも。」
舜「そんなに気になります?」
実「え?」
どうして舜くんはそんな顔をするの?
そんな........ちょっと怒ったような顔を。
舜「今のうちに2人で行きましょ。」
実「えっ?わわっ!」
え、2人でってどこに!!?
しかもさらっと手繋いできてる......。
チラッと隣にいる舜くんを見ると、もう怒った顔はしてない。
舜「どうかしました?」
実「あ、ううん。なんでもないよ。」
あたしは誤魔化すように舜くんに買ってもらった、カラフルなわたあめを一口食べた。
........甘くておいしい。

