可愛い可愛いお姫様!男子校に行きます!②



捺「実紅はあの黒髪でメガネをかけてる執事さんの事が好きなの?」(小声)


実「す、す、す、好きって!!!?」


な、な、何を急に言い出すの!!!!?


思わずでかい声で叫んじゃって、みんながこちらを見ている。


実「す、すみません。突然大きな声を出してしまって。」


あたしは慌ててここに居る全員に謝った。


もう!捺がとんでもないことを言うからだ。


そもそもなんで突然そんなこと聞いてくるの?


捺「違うの?」


実「ち、違うも何も別にそんなんじゃないし。」


捺「えー、だってあたしにはそう見えたし?」


.......見えたって、捺は占い師か何かですか?


捺「だって実紅、さっきあのメガネの美男子さんのこと見る目がさ。」


実「.......な、なに?」


捺「恋する乙女って感じだった。」


実「えっ!?」


こ、恋する乙女!!!!?


あたしまだ恋したことないのに!!!!?