捺「実紅はあの黒髪でメガネをかけてる執事さんの事が好きなの?」(小声)
実「す、す、す、好きって!!!?」
な、な、何を急に言い出すの!!!!?
思わずでかい声で叫んじゃって、みんながこちらを見ている。
実「す、すみません。突然大きな声を出してしまって。」
あたしは慌ててここに居る全員に謝った。
もう!捺がとんでもないことを言うからだ。
そもそもなんで突然そんなこと聞いてくるの?
捺「違うの?」
実「ち、違うも何も別にそんなんじゃないし。」
捺「えー、だってあたしにはそう見えたし?」
.......見えたって、捺は占い師か何かですか?
捺「だって実紅、さっきあのメガネの美男子さんのこと見る目がさ。」
実「.......な、なに?」
捺「恋する乙女って感じだった。」
実「えっ!?」
こ、恋する乙女!!!!?
あたしまだ恋したことないのに!!!!?

