舜「來?」
実「ふぇ?」
舜「ぼーっとしてどうかしました?」
実「あ、ううん!なんでもないよ!!」
昨日の女の子達の事で落ち込んでたなんて、舜くんには言えるわけないよ。
あと別にあたしにはそんなの言う資格ないもん。
舜「そうですか。」
実「うん!」
舜「あの、話変わりますけど。」
実「なぁに?」
舜「來の親友さん相変わらずでしたね。物凄い勢いで來のこと撮ってましたし。」
舜くんはさっきの事を思い出してか、捺たちの席の方を見ている。
あたしにはあれが通常だけど、慣れてない人からすると凄いもの見てるよね。
実「いつもね、会うとあんな感じなの。僕Loveなんだって、ちょっと照れちゃう。」
舜「女の子からも愛されちゃうんですね。」
実「愛されるっていうか捺は親友だよ?」
舜「それでも俺は嫉妬しちゃいます。」
そうあたしの目を見て言う舜くんの顔は、ちょっと寂しく見えた。
.......どうして舜くんがそんな表情するの?

