碧「ったく、お前ら本当に実紅のこと大好きだな。」


突然実紅の後ろから声がして、誰かと思ったら碧さんだった。


.......なんで碧さんが屋上に?


奏「兄ちゃん!!!?」


碧「おう。」


舜「え、なぜ碧さんがここに?」


舜が俺たちが思っていたことを聞いてくれた。


実紅は碧さんの腕に抱き着いている。


.......実紅って普通にブラコンだよな。


実「トイレに向かってる時に、廊下にたまたま碧にぃがいたの。すんごい焦った顔してこっちに来て。危ないし心配だから一緒にいるって。」


碧「あー、可愛い可愛い妹がこんな格好で彷徨いてたら危険すぎるだろ?だから、俺がここまで連れて来たんだよ。」


碧さん、ありがとうございます。


そもそもこんな可愛い実紅を1人でトイレに行かせたのが間違いだったな。