実「ど、どうして分かったの?」
奏「あ、やっぱり当たってた?」
奏は当たった事が嬉しいのかニコニコしている。
正直どうして当てることが出来たのか俺も気になる。
実「うん、当たってるよ。でも、なんで?」
奏「昨日兄ちゃんから連絡きてさ。」
実「碧にぃから?」
奏「うん。兄ちゃんのクラスお化け屋敷だから、実紅ねぇ連れて来いよって。でも僕断ったんだよね。」
実「それはあたしがお化け屋敷嫌いだから?」
奏「そうだよ。でも兄ちゃん自分が考えたやつだから絶対に来て欲しいって言ってた。」
なるほどな。だから俺達を見つけた時に、あんなにノリノリだったってわけか。
碧さん、まじでドSだな。
奏「でもその様子だと捕まっちゃったわけだね?」
実「そうなの。本当に怖かった。」
実紅は先程のお化け屋敷を思い出したのか、少し震えていた。
まぁ、確かに俺も少しだけ怖いって思ったな。
碧さんが考えたからだろうけど。

