仁「てか、実紅泣いてたん?」
実「ふぇ?」
すげぇな、仁。よく実紅がさっきまで泣いてたの気付いたな。
まぁ、好きな女の変化には普通気付くか。
舜「もしかして理斗に泣かされました?」
理「おい。」
実「ち、違うよ!!!」
実紅は慌てて否定をする。
てか舜、なんで俺が実紅のこと泣かせた前提で話してんだよ。
仁「じゃあ、なんで実紅は泣いてたん?」
実「.......え、えっと。」
奏「僕わかったかも。」
実「え?」
奏は確信した顔で実紅に言った。
奏「兄ちゃんのクラスのお化け屋敷に行ったんでしょ?」
.......は?
こいつ凄くねぇか?俺たちは一度も碧さんの話はしていなかった。
なのに奏は一発で当てやがった。
双子だから実紅の事が分かるって言うのか?
実紅なんか驚いた表情で奏の事を見てるし。
もちろんそれは俺もで。

