理「ほらぼさっとしてないで行くぞ。」
実「あ、うん。」
そう言ってまた私の腕を掴んで歩き出す理斗。
なんだかんで言って優しいんだよね。
今は理斗と奏の優しさに甘えさせてもらおう。
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実「ねぇ、どこに行くの?」
理「あー、特に決まってねえな。」
え.......、行き先決まってないの?ほんとに理斗についていって大丈夫?
でもあれだなぁ、理斗と2人っきりでこうして歩くのって実は初めてなんだよね。
だからすごく不思議な感覚。
チラッと隣にいる理斗を観察.......。
うっわぁ.......、本当に整ってるよなぁ。身長は余裕で180は超えてるし、すらっと伸びてる手足。
横顔も文句なしのイケメンで、鼻も高くて羨ましい。あと、傷むことを知らないの?ってくらいに綺麗な金髪。いつもサラサラしてて触り心地いいんだろうなぁって思ってる。
こんなにまじまじと理斗のこと見たことなかったけど、これは女の子が放っておかないよね。
だって素晴らしいくらいにイケメンなんだもん。まぁ、ここは男子校だから理斗がモテることはないんだけどね。

