奏「舜が助けに行ったの見て悔しかった。それにひーくんまで来てたし。その後3人で保健室?だよね、行ってからなかなか戻ってこなかったし。」
実「うぅ、ごめん。」
奏「僕って弟失格だよね。」
実「そんなことない!泣かないでよ、奏。」
奏はあたしに抱き着きながら泣いてて、体も震えている。
奏をこんな風にさせたのはあたしのせいだよね。
こんなに可愛い弟を傷付けて、あたしの方こそ姉失格だよ。
実「奏?そのままでいいから聞いてね?」
奏「.......うん。」
実「奏はあの時接客で忙しかったから、助けに来れなかったんだよね?心配してくれただけで嬉しいよ。だから弟失格だなんて言わないでよ。奏は最高に素敵で可愛い弟なんだから。」
あたしは奏の頭を優しく撫でた。
ふふっ、身長は抜かされちゃってるけどこうしてるとやっぱり弟なんだなぁ。
奏「.......うぅ。來にぃ、だいすきぃ。」
実「僕も奏のこと大好きだよ。」
奏「今度なにかあったら僕が助けるんだから。」
実「うん、ありがとう。」
あ、もう震え治まったかな?
奏が素直に気持ち話してくれて嬉しかったな。