「じゃあ小西。交代。」




「山田。ナツコの友達から聞いたぞ。

随分とナツコにご執心だったそうじゃないか?」


「・・・・・・・確かに・・
ナツコには何回もフラれたよ・・。
でも俺は殺しちゃいねぇよ!!」


「何て言われてフラれたんだ?」


「・・・“好きな人がいるから付き合えない”って・・。」


「それでも諦めずにアタックし続けたのか?」


「最近・・ちょっと盛り返してきた手応えがあったから・・。」


「それで最近もまた告った?」


「そうだよ・・・。」


「どうだった?」


「やっぱり・・フラれた。」


「それで頭に血が上って殺したのか?」


「違う!!だから・・!!
俺は何も知らねぇよ!!」



「12月2日の20時~21時の間、
どこで何してた?」


「・・・・・・・ここでバイトしてたよ・・ウグッ・・!」



再び真田さんが山田の腹に軽くパンチした。


いつも“言葉”で追い詰める真田さんが、
こんなにも手を出すのは珍しいな・・。