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このスケベ刑事とここに来ることに多少の不安があったが、見事にその予感は的中した。
俺達の視線には華やかなキャンパスは勿論のこと、
そこには選り取り見取り、
“キャピキャピ”という形容詞がピッタリな、“女子大生”がたくさん歩いている。
もし早苗さんがこの場にいてくれたら、
興奮気味に女の子達に声を掛けまくっているあの耳をグイッと引っ張って、
“さっさと行くよ!”と言ってくれるんだろうなぁ・・と想像しながら、
真田さんのネクタイを引っ張って、
被害者 菊池ナツコと親しくしていた友人達の元へ向かう。



