“まごころの家”で暮らしていたあの頃に戻ったみたいに、

その日はずっと3人で、
代わる代わる色んな話をたくさんした。


配達から戻ってきたリョウスケさんが、

“まったくしょうがねぇなー”と私の肩を叩いて、この日だけ電話番もやってくれた。



大好きなパン、大好きな人達に囲まれて、
私は涙を流しながら笑っていた。