「それで、男とぶつかった後、
君はどうしたのかな?」


「ずっと・・なっちゃんを呼びながら部屋を探していました。

すごく熱くて・・焦げ臭くて・・。
何かが燃えているのかもって分かったら、

余計に・・なっちゃんのことが心配になって・・。」


「逃げずにずっとナツコちゃんの事を探してたんだね・・。」


「そのうち・・すごく息苦しくなって・・意識が朦朧としだして・・。

気がついたら男の人が『大丈夫ですか!?』って肩を叩きながら声を掛けてくれていて・・

私の体を抱き抱えて、
外に出してくれました。」