「じゃあ初めて給料出たら3人で飯でも行くか。」 「私あそこのパフェ食べたーい!」 「ナツコはホントパフェが好きだな。 ミハルもいい?」 「うん。」 園長先生や中原先生は積極的に、 私が街に出る、 施設の外に出る機会を作ってくれた。 親代わりに優しく育ててくれただけでなく、私が社会に“自立”できる支援をしてくれた。 街を歩くのは不安がいっぱいだったけど、 隣にはいつも、なっちゃんとサトシお兄ちゃんがいてくれた。