なっちゃんの声が・・・たくさんの思い出が私の心から消えることは無い。


明日からどんな障害が待ち受けても・・

妹の分も懸命に生きて、
生きて生き抜いて・・


そしていつか、1人の人間として、
1人の女性として、

なっちゃんが安心して見守ってくれるまでに成長できたら・・


幼い頃から胸に秘めていたサトシお兄ちゃんへの想いを伝える。


そこにどんな結末が待ち受けていても、
私はサトシお兄ちゃんに・・・





“コン コン”


「・・・?はい。」


「ミハルちゃん。小西です。」


「小西さん・・・。どうぞ。」