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取り調べは早苗さんに任せて、隣接した部屋から出た俺達は川辺課長の元へ向かった。


「どうしたそんな血相変えて?」


「川辺さん。お願いがあります。」


真田さんがついさっき俺に話してくれた推理を川辺課長にも説明する。


さっきまで満面の笑みだった川辺課長の表情が、だんだんと凍り付いていくのが見て取れた。



「・・・・何を言ってるんだよ・・。」


「ですから、
“証拠”を見つけたいんです。

お願いします。
俺と小西だけでは手が足りません。

全捜査員の力を貸して下さい。」