「じゃあ、先生の名前は」

「ええ、草壁雪よ。」

「うっそだー。」

「嘘じゃないわよ。そこの本棚の3段目の茶色い分厚い本取ってくれないかしら?」

「あ、はい。」

先生の書斎はすごいたくさんの本がある。

けど唯一分厚い本はこれくらいだった。

本棚から取りずっしりとくる重さにびっくりした。

本の表紙には“ALBUM”と書いてあった。

「これ見ていいんですか?」

先生の方に持っていき尋ねてみた。