本当は嘘つくのすっごく嫌だった。雪をたくさん傷つけることになっちゃった。ごめん。俺、雪があの日病室に来てくれて嬉しかったよ。けど、雪もやっぱり引いちゃうんじゃないかって不安だった。
そんなこと気にする時間もないくらい雪は俺を大切にしてくれた。

雪、本当に病気にならないでね。この気持ちは本当だから。縁起悪いけど雪は綺麗なままで死んで欲しい。幸せに満ち溢れた人生を満喫して欲しい。
どんなに時間が経っても、どんなに年老いても雪は俺の生涯で1番大切な人だ。忘れられないし忘れたくない。
俺、本当は雪にプロポーズしたかったんだ。けど、俺半人前だし幸せにできるか不安だった。いつも幸せにしてもらってるのは俺だった。
俺弱くて守れないかもだし。だからずっと俺が強くなって雪を守れるようになったらプロポーズしようって思ってた。でも待たせ過ぎたら雪はきっと自分からプロポーズするだろ?(笑)