私は『1-21-16-25-20-42-10』です。

「あの、それでね」

「ん?」

「これから先輩に恋してみようと思って…」

「……」

「こんなね、中途半端なこと言われるのは嫌かもしれないけど。私恋とか全然わかんなくて、」

静寂に響きそうな俺の鼓動に追い打ちをかけてきた。

「先輩が教えてよ?」

死ぬかと思った。こんな甘い言葉、こんな俺に言っていいのかな?

受け取っていいのかな?こんな幸せになっていいの?

神様教えてよ。

俺は幸せで幸せで仕方がなくって大粒の涙をアスファルトに咲く季節外れの赤いチューリップにこぼした。

君の驚いた顔。

「何泣いてんのよ」