私は『1-21-16-25-20-42-10』です。

ピンポーン!

インターホンの音が二度寝の私を起こす。

ガチャっ

「え、!先輩?」

「おはよう!ゆきりん。」

「お、おはようございます。」

「どうしたんですか?こんな朝っぱらから。」

「渡さないといけないものあってさ。」

「は、はぁ。」

「これ!見て欲しいんだ。すぐ再生されるから。」

先輩が渡してきたのは1つのビデオカメラだった。

「あ、先輩。どうせ返さないといけないし上がってってくださいよ。」

「あ、じゃあ。お言葉に甘えて。」

先輩を部屋に招いた。

それから先輩残しかけた椅子の前に座る。

ビデオの電源をつける。