『無視かよー。まぁいいけどね。』

『大雅ー!』

『え!ママ!!』

『あ、ママ来たんだ。』

君は立ち上がったけど私の手を離さなかった。

『どおしたの?』

『また、、』

『え?』

『組とか違うけど、、また話してくれる?』

『うん!当たり前じゃんもう私たち友達でしょ!大雅!』

君はまた泣いちゃうね。

だから私はポケットからハンカチを出したいつか誰かに貰ったあのハンカチ。

桃の花の刺繍がされていた。