少し嫌な予感がした。

一人になると不安の波が押し寄せる。

「あ、晴からだ。」

何度注意しても治らなかった。

晴はいつでも私の名前の漢字を間違えて日ではなく目にしてしまうようだ。

わざとなんだよね。

「なんだか懐かしいな。」

読んだら涙で目がたいへんなことになるだろうに、もう涙が出てきた。