『そばにいるよりそばにいない方が何百倍も何千倍も何万倍も悲しい。』

『え、、』

晴はポロポロ涙をこぼした。

『でも、、大雅だけ』

言葉をさえぎりはっきり言う。

『みんなも思ってるよ。晴がいなくなったらみんな悲しむ。俺と同じ気持ちだよ。』

晴は驚いたように大きく目を開けた。

でも次には涙をめいいっぱい浮かべていた。

『まぁ仲直りだな。ん。』

『え、』

『いや、仲直りの握手だろ。』

『そうだよね。仲直り』

そう言い握手をした。

『早く治して遊ぼうぜ!』

『う、うん。』

『早く泣きやめよ。』