私は『1-21-16-25-20-42-10』です。

『俺、晴と喋りたい。』

晴は下を向いた。

『1人じゃキャッチボールもかけっこもおしゃべりもできねぇんだよ。』

それでも晴は変わらず下を向いていた。

『晴はもう俺と話したくないってこと?』

何も言わなかったね。

『…そっか。』

そう言って俺は歩き出した。

その時、服の裾を掴まれびっくりし立ち止まり振り返った。

『え、晴?』

晴の顔を見てまた驚いた。涙目で目がパンパンだった。