私は『1-21-16-25-20-42-10』です。

『私は基本一緒に帰るとかないからわかんないけど、普通に話したら話してくれるし…。普通が1番じゃん。聞きたいことははっきり聞く。これは大雅の普通でしょ?』

俺はぽかんと口を開けたまま萌を見つめた。

『え、違うかった?』

そういいおどけて笑う萌に惚れ直した。

『あってるよ。あってる!俺行くわー!!』

『おう!』

晴は家にいなかった。

居ないということは…。

君をはじめて見たあの河川敷に行った。

俺の足音に君は顔を上げた。

『やっぱりここだ。』

『え、たいが…。』

『なぁ晴、俺何かした?』

幼い俺はこんなド直球な言葉しか思いつかなかった。