私は『1-21-16-25-20-42-10』です。

何か大切なことを思い出したようだ。
私は嬉しそうに「なに?」と返した。

「これ、」

そう言い胸ポケットから取り出したのは封筒だった。
「なんですか?」

先輩は何も言わず少し悲しそうな顔で微笑んだ。
封筒の裏を見る。

「………。」

「読んで…。」

先輩は席を外した。