指をさされて左手を見る。
視界が涙で濡れてすぐにかき消されてしまう。
それでも何度も目を擦って見た。
はっきりと見えるよ。
私の左手の薬指にはまっている銀色のリング。
「それ彼氏さんとおそろいなんだね。」
「え?」
「つけてたよ。」
気づかなかった。焦っていて見る暇もなかった。
これがどういう意味で晴が私にはめてくれたのかは私にでもわかる。
最後の最高のプレゼント。
「ありがとう。ありがとう。」
何度も何度も呟いた。
視界が涙で濡れてすぐにかき消されてしまう。
それでも何度も目を擦って見た。
はっきりと見えるよ。
私の左手の薬指にはまっている銀色のリング。
「それ彼氏さんとおそろいなんだね。」
「え?」
「つけてたよ。」
気づかなかった。焦っていて見る暇もなかった。
これがどういう意味で晴が私にはめてくれたのかは私にでもわかる。
最後の最高のプレゼント。
「ありがとう。ありがとう。」
何度も何度も呟いた。