「そんなにいい男、俺じゃかなわないじゃん。」

「うん、」

「それでも俺のお願い聞いてほしい。一生のお願い。」

「……なに?」

「どうかどうか2月までは俺の女でいてよ…。そのあとは雪の好きにしたらいい。けど、けど2月までは、最期までは俺のものでいて。」

「何よ、それ、」

君の顔が見えない。

けどすっごく伝わるよ。

君の思い。