私がお兄ちゃんに頼んだうそに今すっごく後悔してる。

なんでそんなに笑ってられるんだろう。

もし晴にいたら、私聞けない。

聞ける余裕ないくらい晴でいっぱいなのに…。

「いるよ……。背が高くてイケメン。気遣いもできる。賢い。英語ペラペラ、フランス語とかも。将来は社長になるような人。私にはとってももったいないくらいいい男。」

君の傷ついた顔。

私だって傷ついてるんだけど…。

君には伝わんないよね。

何がしたいのかわかんない。

もういいや、帰ろ。

そう思って君のベッドから離れようとした時。

君が私を後ろから抱きしめた。