そして遅刻魔の、君嶋涼雅。
私は門を閉める。
「林道さん開けろよ。」
「遅刻だ。8時20分だ。」
「ちぇっ〜でも林道さんが迎えにきてくれたら、早く行くかも。」
「煩い!!!!」
私は怒って、教室に入っていった。
これが朝のいつも通りである。
でも今日だけは違う。
なんか心がもやもやする。
あいつを見たからか?
ないない絶対にない!
私は首を振り、頬を叩いた。