Romantic love

そのあといつものようにこたつに入って、お菓子を食べながらアニメを観た。

おととい、私がハマっている深夜のギャグアニメをそらくんと観たら、彼もすっかり気に入ってしまったらしい。

今までの放送分も観たいと言うので、録画したものを、最初から順番に観ることになったのだ。

ケラケラ笑いながら立て続けに5本観て、ふと時計を目をやると、3時半をとうに回っていた。

「どうする?もう1本観る?」

私が訊くと、そらくんは首を横に振った。

「続きは明日でいっかな。ほら、もし今日も5時にゲート開くとしたら、もうあんまり時間ないじゃん?」

「え?時間?それでもまだ1時間ちょっとはあるよ?」

「それじゃ、うさぎちゃんとラブラブする時間なくなっちゃうでしょ?」

そらくんはそう言うと、私の方に身を乗り出した。

私は目を閉じる。

すぐに唇にちゅっちゅっと、可愛らしいキスが2回降ってきた。

そっと目を開けたら、そらくんと目が合って、お互い照れたように笑った。

それからまた、軽く触れるようなキスを何回もした。

「ね、もっとくっつきたい」

「……じゃあ隣、来る?狭いけど」

私が提案したら、そらくんはすぐにこたつを出て、私の隣に入り直した。

小さなこたつだから、同じ場所に2人入ってみたら、やっぱりとても狭かった。

「ふふ、狭いね」

「うん、すげー狭いね。でもうさぎちゃんとくっつけるから全然いい」

「私も。そらくん大好き」

「俺も。すっげー好きだよ」

そらくんにぎゅっと抱き締められて、またキスをされる。

今度は深いキス。

甘い刺激にとろけそうになる。