もう来てるのかな?




私はキョロキョロと見渡したが、それらしき姿はない。




「かーわいい、お嬢さん。」







私が振り返ると、いっかにもチャラそうで女手当り次第に声掛けてそうな野郎が居た。



「なに」



「誰か探してんの?」



「関係ないでしょ。」



私はそいつを無視してキョロキョロと見渡した。