俺には言えないことを言ってのけた瑞生が恨めしくて嫌いなんて言っちまったんだよな…。 「あー!!かっこわりいいい!!」 俺は頭をガシガシとかいて、ゴロンと屋上に寝転がった。 「瑞生…。」 「なに?」 は!? 「お前、行ったんじゃ…」 「ロッカーの鍵落としたかと思って戻ってきた。」 そう言ってさっき座っていたとこ辺りをくまなく探す。