嫌い×嫌いのラブゲーム




私は市橋 弥生を放置して、翠が話すのを待った。



「2人には仲良くなって貰いたいのよね〜。」


「お互いの友達だし、会うこともあると思うんだよな!」



私と市橋 弥生が仲良く?



無理でしょ。と言おうとした瞬間、私より先に口に出していたのは市橋 弥生だった。



「無理だろ。」


そう市橋 弥生が言うと、翠と臣くんはニヤッと笑った気がした。